Mind


感情と行動を切り離して考える

2017年04月2日

私は試合に行くと必ず緊張するたちで、人前で話したりする事にも多少緊張します。

 

非日常なシーンだったり何かを求められて応えようとする時によく緊張するのだと思います(この緊張感が良いパフォーマンスにつながったりする)

 

以前、脳神経外科医の方とお話しさせていただいた際に「試合では一時的な感情が出やすい」と伺いました。

 

その時、今までの自分を振り返り「試合中に感情が揺れている時と、揺れていない時」があると思いました。

 

感情が揺れずに冷静でいられる時、いい結果に結びつきやすいと考えた上で、その時どんな事を考え、なにをしていたかを振り返ると二つの大事なポイントに気がつきました。

 

一つ目は「何も考えられないくらい追い込んだ練習ができたとき」に感情が揺れにくくなることです。

 

体操の演技は10個の技で構成されています。あの時は自分の課題であったスタミナをつけるために、新しい取り組みとしてその演技の技数を倍近くに増やし練習に取り組みました。

 

目的であったスタミナはもちろんの事ですが、それに付随してメンタル面もかなり強化されました。

 

練習で完全に没頭する時間が多いほど、演技をはじめるとその状態になりやすく、演技中に感情が揺れにくくなったのだと解釈しています。

 

2016年の全日本種目別選手権のとき、そういう状態だったことを覚えています。 結果としては二位でしたが、過去一番気持ちが安定している試合でした。

 

二つ目は「意識的に感情を表に出さず、感情と行動を切り離す」ということです。

 

この考え方は徳洲会体操クラブの米田監督に最初に教わったことです。

 

感情と行動は基本的にリンクしています。

 

どちらか一方を意識的に変えることが出来ればどちらか一方も付いてくるという考え方で、試合では感情がどうしてもくすぐられるわけですし、その感情はあると認めつつ、自分の行動に意識を向けていくことが大事なのだと思います。

 

とはいいつつもあくまで考え方なのでいくらそう思っていても現実使うのは難しいと思います。

 

普段からこのことを心がけておいて、体得するために練習をすれば良いと思い今実践中です。

 

感情がくすぐられても自分の行動は全く変わらないという自分を作っていけると、試合でも変わらない自分がいるのではないかと思います。

 

過去を振り返ると、時期、年によって出来ていた時もあれば出来ていないときもありました。

 

本当に強い選手はなにがどうなろうと変わらないし、継続できる忍耐強さみたいなものがあると思います。

 

感情と行動を切り離して考えるというのはなかなか難しいですが、これが出来ればどんなときでも安定した自分が手に入るのではないかと思います。