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あん馬と亀山耕平

2017年03月9日

私はあん馬を得意とする体操選手です。

 

あん馬をざっくり紹介すると「高さ115㎝、そしてポメルと呼ばれる取手が2つ付いた体操の器具のこと」ですが、これだけじゃ非常に分かりづらいと思います。更には競技自体も複雑で、観ていても分かりづらい種目です。

 

そんなスポーツが世の中にあり、私はそんな種目を得意にしているアスリートです。

 

リオオリンピックを目指し4年間準備をしてきたのですが、出場は叶いませんでした。現在は次の東京オリンピックを目指し、挑戦の真只中にいます。

 

さて、体操競技の説明も兼ねながら自己紹介をしていきたいと思います。

 

男子体操はゆか、あん馬、つり輪、跳馬、平行棒、鉄棒の6種目あり、6種目演技する個人総合、チーム同士で競い合う団体総合、各種目の一番を競う種目別で競われます。

 

私は得意にしているあん馬一種目で勝負をしていくことに決めました。

 

私には6種目の個人総合で世界と戦う力は無いですが、あん馬という種目であればチャンスがあると思っているからです。

 

1種目しか武器が無い分、かなり狭き門となりますが、逆に出場するためにはこの方法しかないと思い、2017年からは種目を完全にあん馬に絞って再びオリンピックに挑戦していきます。  

 

冒頭で述べたようにあん馬という競技は分かりづらいと思います。

 

2015年には「競技スポーツは観てもらって価値がある」と思い立ち、見た目だけでも派手に見せる事ができれば観てもらえて、あん馬に興味を持ってもらえるかもしれないとアフロヘアーにして試合にのぞんだ事もありました。

 

まだまだマイナースポーツの体操に新しい風を入れようと言わんばかりの行動でしたが、今では調子こきすぎたと思っています笑

 

しかし、ここで何が言いたいかと言えば「競技スポーツは観てもらって価値があるのだ」ということです。

 

まず観てもらえる事が大事なのではないかと。アフロはその目的の手段でした。

 

その年は負けてアフロはやめましたが、この価値観が変わることは無いと思います。

 

当時はここまで頭は回っていませんでしたが、競技スポーツの価値の本質を私は“期待”だと思っています。

 

楽しみたい、感動したい、応援している選手が頑張っている姿が見たいなど人によって様々だと思いますが、その期待に選手が応えていくことによって競技スポーツは価値が生まれていくのではないかと思っています。

 

そして私は選手の立場として競技スポーツを生活の楽しみにする人が増えたらいいなと思っています。

 

アフロは単純に多くの人の目に触れてあん馬に興味をもってもらいたいという目的でした。  

 

私が今後していきたいのは、東京オリンピックの金メダルを目指し最善を尽くしていくこと。そしてより多くの方々に体操を観て楽しんでもらいたい、興味を持ってもらえるような活動をしていきたいということ。

 

2年前はアフロという手段しか持っていませんでしたが、その手段は考えればいくらでもあるはずです。

 

まさしくこの四年間は挑戦ですね。

 

いいと思ったことには挑戦していきたいと思います。

 

体操も、自分の人生もなるべく後悔しないようにやっていきたいです。

 

目的に沿っていれば辛い事はむしろ楽しいこと。  

 

東京五輪の挑戦、自分の人生、楽しんでいきたいと思います!